投稿

ラベル(サブプライム)が付いた投稿を表示しています

最近読んだ本

イメージ
「赤い楯」を読んだ後、読みたかった本を2冊読んだ。「 ヘッジファンド―世紀末の妖怪 (文春新書) (浜田和幸著)」と、「 サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254) (春山昇華著)」の2冊。「サブプライム~」は春山先生のブログをよく読んでいたので、まとまった内容で是非読んでみたかった1冊。もう一つの「ヘッジファンド~」のほうも、どこかのブログだったかTwitterだったか忘れたけど誰かが進めてて読んだ。 サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254) 「サブプライム~」のほうは、今回の金融危機を非常に分かりやすく説明してくれていて、改めて頭の中をまとめることに非常に参考になったのと、実際には自分がこの問題を明確に認識するはるか前から知っている人は知っていて、逃げ出す準備を整えていたという事実。こういうのって、やっぱり証券業界での経験と、そういうところで働いていた人たちの情報収集、情報処理のノウハウが無いとわかんないのかなぁ・・・と正直感じた。 ヘッジファンド―世紀末の妖怪 (文春新書) 「ヘッジファンド~」のほうは、ヘッジファンドの泥臭い部分をジョージ・ソロスを中心に描かれていて、これまた国際金融とヘッジファンドの関係が如実で面白かった。ジョージ・ソロスがヨーロッパ系の銀行の後ろ盾があった話とかロスチャイルド家とのつながりがあった話なんかは何となく聞いていたけれど、麻薬合法化運動への参画とか、そうした一見、慈善団体活動がどのような実情を持っているかなど、筆者の観点も含めて非常に参考になった。というか、日々の投資活動で参考になる・・・というより、「あぁ、世界にはこんな人がいるんだなぁ・・・」という、根本的な興味を満たすことができた。 とはいえ、この本でも、やっぱり日本にいると情報の価値とか取り扱いが稚拙になっちゃうんだなぁと感じた。 サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254) posted with amazlet at 09.08.23 春山 昇華 宝島社 売り上げランキング: 83231 Amazon.co.jp で詳細を見る ヘッジファンド―世紀末の妖怪 (文春新書) posted with amazlet at 09.08.23 浜田 和幸 文藝春秋 売り上げランキング: 26998...

2009年

年が明けて、1月1日の深夜、正確には1月2日の夜明け前にこれを書いている。メモしておきたいと思ったのは、現時点で、これからどのようなスタンスで相場を見ていくか、自分の資産形成をどんな風に考えていくか、そういうことをメモしておきたいと思ったのだ。 思いついたことは、以下。 世界景気については、依然として不透明。米国企業の12月決算結果や、ヘッジファンドの存在、その他景気全般のについては以前として下振れの予想が大方。 日本については、この2009年3月期決算でどのような数字がでてくるかが分からないと見通しという言葉は使いづらい。 日経平均は、9000円代を維持することすらままならないことや、今後、米国をはじめとする世界金融資本が減るであろうことから、一時的には横ばいを続け事件があれば、下がる感じ。 思いつくことはあるが、これらが示しているのは、なんだろうか。資金需要は旺盛だとしても払う人がいない、ビジネスの存続、信頼について見積もりが厳しい・・・ 今現在、相場を使って資産形成をするのであれば、やはり短期トレードをメインに考えなくてはいけないだろう。その際に、イベントドリブンで行うのか、テクニカルな指標を用いて判断するのかその辺の「一貫性」を持つことは重要だろうと思う。こうした下落相場を経験すると、投資哲学、スタイルの一貫性というものの持つ影響力、心の支えとなる筋の通った理屈の必要性が身にしみてくる。

シナリオメモ(2)

米国自動車大手ビッグ3の救済策については、いろんな意見があるけれど、立場で見事に割れている感じ。 ウォール街の高給取りは助けたのに、一般的な所得層には手を差し伸べないのか。 ビッグ3の業務改善案は非常に貧弱なので、税金で救済する必要はないのではないか。 そもそもが、救済策があろうが無かろうが財務省が助けるんじゃないの? 大統領が正式に交代した後のほうが問題じゃなかろうか。 などなど。250万人を超えるという雇用の確保も含めてアメリカの雰囲気が決まってくる。実際、これから車は売れなくなってくる感じ。先日のエントリで、「車がなくなることは無い」と書いたけど、新しい車がどれだけ売れるかというのは、ちょっと疑問が残る。 自動車というもの 考えてみると、自動車は非常に複雑な代物で、製造過程や研究開発にかかる費用は他の商品とは違ってくる。そして、一番違うのは、高額で複雑な代物の需要は個人に根ざしているという点。携帯電話も複雑だけど、買い替え需要と安全性の確保など、恐らく自動車とは比べられない。そのほか、需要が個人に根ざしたモノといえば、住宅もあるが、実際は自動車ほど複雑とは思えない。その他の複雑で高額な商品は多々あるにしろ、最終的に需要が個人に根ざしているものは少ない。 そういうものを作るには、かかわる技術や人間などの規模が大きく、それが故に雇用もそれにまつわる金の流れも膨大だろう。それが止まろうかといわれている状態だ。インパクトが小さいわけは無い。今までは自動車は、オーナーシップだったり、強さの象徴だったり、使い勝手だったり、というのアピールアピールポイントの中心だったと思う。要するに、ソフト面。しかし、今問われているのは、ハード面、特に、燃費。プリウスの登場や、そのほか、石油由来の燃料に頼らなくても走る車の存在がだんだんと現実味を帯びてくるにしたがって、消費者も変わってきた。アメリカで大型のSUVが売れなくなって久しいけど、消費者が思う、車のイメージは変わってきている。買い換えるなら、同じものはもう買わない。 相場に関して 自動車については、とりあえずこれから地合がわるくなる一方だと思う。日本でもトヨタの生産量下方修正(800万台の件?)、ホンダのF1撤退、そのほか、製造業全体に言われるのが、生産量下方修正に伴う、派遣従業員の解雇増加・・・・。自動車周りはボロボロ。 相場環...

フォーカスメディア(FMCN)買ってみる

アメリカの金融安定化法案 中国 インド フォーカスメディア(FMCN) 昨日(14日)、連休明けは日経平均が1000円を超えてきた大相場だった。ある意味、先週末のG7から動きが出れば週明けは明るい相場になるだろうと誰もが考えていたと思う。月曜日(13日)の深夜にNYSEの相場を見ていて、上がりそうな雰囲気だったので、フォーカスメディア(FMCN)を買ってみる。同日で、10%上げだった。翌日下げるものの、3%マイナスということで、ロングでポジションを取っている人もだんだん増えてくるのかな、と期待。 中国は協調利下げへの実質参加や、その前から始まった緩和策の一つ一つが好印象。実際、13日はハンセン指数も上げていた。14日はそのまま天井を保ったまま、15日は若干マイナスで始まっているが、市場状況はよくなってきたのかなと思いたい材料。 EUも協調しているのと、イギリスの公的資金投入についても交換。円・ドル、円・ユーロも以前、円高感はあるにしろ、安定し始めているのかと、こっちもかんぐってしまうような感じ。 アメリカの金融安定化策について、資金投入25億ドルだったかが、始まる。銀行への資金投入が本格的になり、インターバンク市場で言われる流動性の枯渇が解消されてくると、金回りが徐々に復活するかもしれない。(参考: http://gaikokukabuhiroba.blogspot.com/2008/10/blog-post_9722.html ただ、こないだも書いたけれど、アメリカの消費者需要の落ち込みは結構なものだと思う。ここから分かるのは既存の需要と供給の流れが、この世界恐慌で変わってしまったのかもしれないという懸念。じゃあ、今までの消費を誰が担うのか?という疑問がでてくる。実際、それでもアメリカの消費が格段にさがり「つづける」というのは考えにくいが、中国やその他の地域の需要開拓ができる商材を扱っているビジネスに注目したい。

換金売りとかいろいろ

ヘッジファンドの換金売り一巡まではこの状況が続く アジア諸国では、CDOの購入が比較的少ないらしい テルモが強烈な下げ 100円われの円高を受けて、利下げの可能性もでてきた ってことで、一応今日の相場についてメモ。まだ東証は終わってないが、とりあえずメモできるときにメモをしておく。 どうやら、やっぱり、相場の最初の底は12月を過ぎる感じがしてきた。理由は、1番にあげた、ヘッジファンドなどの換金売り一巡。12月決算に向けて毎年換金売りがあるとのこと。それが今回は強烈なこともあって、この下げなのかもしれない。日本の場合、アメリカの景気後退がもたらす影響で今思いつくのは、 今まで資金提供元だった外資系不動産ファンドから不動産業界への資金が流れなくなったので、REITなどの市場も駄目になり、不動産不況になった。 結局、車はアメリカ人が買っているらしいので、彼らに金がなくなると、車が売れない。アメリカ人は、借金体質なので、不動産担保で車を買ったりしていたところに、不動産価格下落ということで、担保価値が目減りしたので、結局可処分所得が小さくなって、物を買えなくなってきた。 住宅着工の数も減ることから、建材などが売れないから、日本の素材業界も駄目。 そもそも、景気が悪くなってくるとドルが売られる。円高になると、日本の輸出業界が痛い目にあう。 ドルの価値が下がれば、ドル資産の価値も下がるので、世界から資金の引き上げが起こる。 日本はドル資産を、昔からたくさん持たざるを得ないことになっている。 日本がアメリカの属国である・・・・という理屈が見えてくる。そういうわけで、日本は生産設備が国内需要に比べて強烈に過剰だ、というのはずいぶん前から指摘されているので、今後はその「買い手」を世界で見つけなくちゃいけない。そこで気になるのが、ブランド。実は、世界で日本の製品は必ずといっていいほど使われているが、結局海外ブランドだったりすることも多い。家電などの基礎技術だってきっと日本はすごいけど、消費者からすると日本のメーカーのものではなかったり。パナソニックのブランド周知はアメリカでも何十位だったものね。みんな知ってるのは、SUMSUNGとか。今後世界で市場を見つけなくちゃ、というのは簡単だけど、実はそれが日本は一番苦手なんじゃないのかな・・・って思う。 とりあえず、CDOについては、アジアや産油...

今日の相場

2008/10/8 イギリス・公的資金投入、最大9兆円 アジアの市場指数軒並み下落 日本は、最大で952円の下げ。日経平均が1日で10%の下げ。 日銀は利下げせず資金投入 FRB、利下げ示唆 米財政赤字が過去最大 オーストラリア、1%利下げ 中国、0.25%利下げ タイでまた暴動 トヨタの営業利益40%の可能性・新興国、北米での販売不振 新興国でも自動車関連軒並み販売減 ドル円・100円割り込む局面も というわけで、今日は盛りだくさん。世界的に下げ相場が明確になってきた。信用創造の仕組みの根本的な理論は存在するんだろうけど、その存在価値自体を試されている局面なのかな。「実物の売買を伴う経済活動」の下支えの無い需要というものが排除されている。 イギリスは、RBSなどを始め3銀行に最大9兆円の公的資金投入を決定の予定。アジアの一部が反応したが、結局これもマイナスからゼロ水準に戻すだけの力は内外ともに期待薄で、相場を維持する理由としては不十分。その他、アジアは目も当てられないほどに下落。日本は、一時952円の下げで、強烈な痛手。 FRB、中国など利下げが相次ぐ。アメリカの財政赤字が過去最大になってきた。8日のアメリカの市場が始まった途端に、ドル売りも活発なのか、日本時間の8日21時30分現在で99円70銭付近。日本の9日の相場で、トヨタの営業利益の下振れ+円高で自動車や輸出株はぼろぼろになりそう。 そのほか、タイで暴動、すでに死亡者あり。インドネシアは通貨暴落のためこのタイミングで利上げをせざるを得ない。 世界的な相場の悪化は、アメリカのファンドの45日前ルールによる売り一巡があったとしても、どれだけマネーが戻ってくるか懐疑的・・・だけど、結局一巡してみると、みんな戻ってきたりして・・・。 10日開催のG7でどんな感じになるのかな。協調利下げの確認で終わり?

相場の底

相場の底 相場のことがやっぱり気になっている・・・とはいえ、やっぱり相場から買う以上、気にはなる。そういう意味もあって、やはり「相場の底がいつなのか。」「いつから買い始めようか」ってことは今の状況ではナーバスにならざるを得ない。 そんな状況のなか、堀古氏、広瀬氏のオンラインセミナーを聞いてみた。 10月底打ち説 ケース・シラー指数を見る限りで、マイナス幅が収縮に向かっている。不動産価格の底打ちが始まっているように見受けられるため、10月が1つの底打ちなのではないか。 空売り規制が10月に解除されることもあり、空売りが規制されている状態での相場参加者が減った状況から平常時に戻るため、売り買いが活発になるのではないか。 9月は元々中間期決算の関係もあり、安い相場になりがちだ。 12月底打ち説 相場参加者は、決算が怖い。12月の本決算が過ぎることで、ある程度、悪材料の出尽くしが期待できるのではないだろうか。        証券会社などは、「つぶれなかった」という評価がプラスに働き、持ち直すのではないか。金融株に関しては、あがるときは大きく上がることが多い。 ということらしい。本当かどうかわからないけれど、今年最後の四半期は我慢我慢になりそうな気がする。 この状況で、「じゃあ、何をどのタイミングで買えば良いんだろうか」ってことまでははっきり分からないが、取りあえずメモ代わりにここに書いておこうと思う。

バフェットの効率的市場仮説、短期投資に関して

イメージ
この「サブプライム危機」と呼ばれるアメリカ発の住宅ローン債務の証券化に無理が祟った不況にはいってから、なんだかバリュー投資の話を読み返すことが多い。実際、最初にバリュー投資に出会ったのは2004年ごろ。中国株がもてはやされ始め、「貯蓄から投資へ」が形になり始めていた頃かなと思う。実際、その頃から投資を始めた私としては、大きなお金も無かったので、儲けも大きくなかった。この頃は、目の前に置かれた「バリュー投資」という手法をとりあえず本を読み読み勉強したが、身になったかというと、疑わしい部分も多かった。 それがこの不況を受けて、今、身になりつつ歩きがする。 その中で、ウォーレン・バフェット氏の短期投資に関する見方を、「 麗しのバフェット銘柄 (ウィザードブックシリーズ 116) 」の一文に見つけた。 効率的市場仮説は正しくもあり、また間違いでもある  かつて一部の大学教授たちは、株価には全ての公開情報が直ちに織り込まれるので株式市場は効率的であり、それゆえに市場平均を上回るリターンをあげるのは不可能であると主張した。よってベストの投資法は、市場平均と連動するインデックスファンドに投資することである。これについてバフェットは、 投資家の九五%は目先の利益を追求しているので、株式市場は短絡的にはきわめて効率的であると述べている。彼によれば、短期のマネーゲームではこれらの人々にはかなわない。  しかし、これらの近視眼の人々は長期の投資戦略などはまったく持っていない。その証拠に わずか六ヶ月までの投機オプション市場では毎日何万枚ものもの取引が行われており、二年間の長期オプション市場の取引高は微々たるものである。 バフェットの投資尺度によれば、二年でもまだ短期の投資スパンである(五~10年のオプション市場などは望むぺくもない)。バフェットのすごいところは 株式市場は短期的には効率的であるが、長期的にはまったく非効率的であることを見抜いていたことである。したがって、彼は株式市場の長期の非効率さを利用する投資戦略を作り上げた。これがバフェット流の選別的な逆張り投資法である。 「 麗しのバフェット銘柄 (ウィザードブックシリーズ 116) 」48p~49p 効率的市場仮説は、価格は収斂するんだよ、なんてことを言っているわけですが、短期的にはこれは正しいのだ、と言っている。これについては、...