2015年10月24日

CMEの日経先物

だそうです。日本の貿易収支は一応、マイナス幅だけど改善傾向(?!)らしいですが、これを受けて黒だ総裁の日銀のさらなる金融緩和が行われるという思惑も手伝って、円安からの株高期待。
そんでもって、中国の6度目の利下げで今度はこれは好感を持って世界では受け入れられたという感じ。

シカゴ日経平均先物 大取終値比 340円高 (10月23日) http://m.finance.yahoo.co.jp/news/detail/20151024-00000024-stkms-market

今回のフォルクスワーゲンの話は、確かに打撃が大きいですね。私も古いフォルクスワーゲンに乗っていますが、車自体は悪くないと思います。ただ、こうした話が出てきちゃうと、TSIやFSIなどの技術についても何となく疑問符が付きかねない、「Made in Germany」に傷がつかないわけはないです。
メルセデスベンツの「最高か無か」とか、そういう思想自体、すごく好きではありますし、フォルクスワーゲンのようなハイブリッドやディーゼル以外の部分で独自のエンジン技術を開発してゆくスタイルも好きです。
さて、今回の件については、ロイターが図解で記事を載せています

  • アングル:VW問題、ドイツ経済にギリシャ危機以上の打撃
    • VWはドイツ最大の自動車メーカー。雇用も最大級で国内の雇用者数は27万人を超え、部品納入業者も加えればさらに膨らむ。しかし米当局の排ガス規制試験での不正が明らかになって23日にはウィンターコーン最高経営責任者(CEO)が辞任に追い込まれたことから、アナリストはドイツ経済への影響を推し量り始めた。
    • さらに自動車・自動車部品セクターはドイツにとって最も優良な輸出産業だ。昨年の輸出は2000億ユーロ(2250億ドル)と、全輸出の約5分の1を占める。
    • IW経済研究所のミヒャエル・ホイサー所長は「今回のスキャンダルを軽視できないのはこのためだ。ドイツ経済の核を直撃した」という。
というわけで、一大事です。
内容も、ソフトウエアが、ステアリング操作、エンジン回転数、温度などの挙動を総合的に判断して、「これは試験走行だな」と判断すれば、エンジンの出力を抑え排ガス(NOXでしょうか。)を抑えるように動くようです。ソフトウエアは通常の走行であることも判断できるようになっており、「これは通常走行だな」と判断すれば、エンジンの出力を上げて力強いトルクを発生するディーゼルエンジンの走りをすると。でも、排ガスはアメリカの基準の最大で40倍とのこと。
私の周りで、自動車部品会社に努めていたことがあり、こうした各国の規制状況や、規格に詳しい方がいますが、アメリカのNOX規制はとても厳しいそうです。日本も厳しいみたいですが。ただ、その方が言うには、だいたい3種類のソフトウエアを持ってくるらしく、通常走行、試験走行用など用意してくるそうです。

排ガス規制をとおす

以前も並行輸入業者の方と話していましたが、TDIを積んだAudiの車体を並行輸入する際に「なんとか、排ガス規制をクリアしたよ」と話していました。実際には、細かく決められた手順で走行シミュレーションを行うわけですが、やり方はあるわけですね。その方は、排ガス規制を通すための「コツがわかった」みたいなことを言ってました。
それでも、2015年の規制強化で今までのような高排出ディーゼルエンジン車は販売ができなくなるというのもあり、なんとか顧客を煽って売っていました。
何でも抜け道はあるわけですが、今回のVWの件はなぜこんなふうに明るみに出たのでしょうか。CEOが辞任、その他4名の取締役も辞任しています。当時TDIを開発する責任者も含まれているとのことです。クリーンディーゼルが本格的に市場に投入された時は、すごく期待しました。低回転からの力強いトルク、燃費性能、そもそもの燃料費のやすさ(アメリカでは、経由がガソリンの価格を上回ったという話も出ていました。)いいことづくしに見えました。マツダがSkyactiveを出した時も、すごい技術だと。元々、ヨーロッパのクリーンディーゼルも日野自動車が昔開発した要素技術が少なからず影響しているような話も聞いたことがあります。
車好きとしては、非常に残念ではありますが、VWは少し前から若干方向性が変わっていった気がしていたので、今の車は欲しいと思いません。エンジンはTouregとPheatonを除いてすべて横起き。MQBで統一されたシャシ構成。主力エンジンは1.4LのTSIツインチャージャーエンジンです。まぁ、個人的に悲しかったのは、愛車のパサートのラインナップにR36やW8のような高排出エンジンを載せて売り出す「変態マシン」を作らなくなったことです。友人のToureg W12 の迫力はすごかったです。先日、新しいB8に当たる最新のパサートに乗ってきました。1.4Lであれだけ走れば、確かに十分。だけど、どこか面白くない。実際、アクセルを踏んでもきちんと吹いてスピードは上がるのですが、「乗せられている感」はとても感じました。古いAudiの S4 4.2L を乗った時の感動のほうが良かった。機械に乗ってる、これでどこまで行こうか、という気にさせる車でした。
日常の足であることも必要だし、万能であり、必要十分であることは大切ですが、車がそもそも持っている、人間には出せない力強さと移動性能、「これがあるから、行けるんだ」という感覚を起こす車は非常に少なくなってしまった気がします。

株価も120ユーロを切ってます。もともと、利益率はそれほど高くない企業ですが、安定していると思います。今回の一見が出るまでは。

2015年10月21日

転職について(1)

転職5社目

私は転職をして今5社目です。コネクションを使ったことや、元上司に誘われたことや、エージェントを使ったこと、会社を解雇されて再雇用プログラムを使って就職したことなど、色々な経緯で今の経歴になっています。

年収は上がっても対して上がってません。逆にものすごい下がったこともありません。営業職が中心だったこともあり、残業代は基本的に無いです。要は、裁量労働が圧倒的に多かったということですね。その他、年俸制であったり、ブラック企業のようなサービス残業が横行している会社でも働いています。

転職自体が私の一つの経験として蓄積されている気がしたので、人のキャリアに関わる仕事に就きたいと思い今の職に就いています。そして今は職業上、人のキャリア詮索して「なぜ転職するのか」「なにをしたいのか」ということをダイレクトにお聞きできることが、仕事のモチベーションにつながっています。

一部の大会社や、既に日本でも転職という行為自体はそれほど珍しいことではありません。ただ、説明を誤ると、結局「定着率の悪さ」という目で見られてしまうのは、仕方のないことです。

ここで少し私の転職と今の採用という仕事の両面で転職ついて書いてみます。

転職サイトを利用

転職を考えると転職をするためにまず頭に浮かぶのが「転職サイトへの登録」という人は多いと思います。「マイナビ転職」「リクナビNext」「DODA」などの転職サイトへの経歴入力。めんどくさくてここで挫折するようであれば、転職に対する決意を疑ったほうがいいかもしれません。

こうしたサイトはWeb媒体と言われてます。求人広告をWeb上に有料で乗せて、お金を払ってくれる企業の求人を優先的に検索上位に載せるという仕組みです。かいつまんで言うと、
  • 基本的にWeb媒体から応募をする。
  • キャリアアドバイザーはいない。
  • 書類提出、書類選考などはWeb上でおこない、1次面接で初顔合わせ。
  • マイページなどのポータル機能が付いていることがほとんどで、そこに履歴を書いておきますが、その充実度はすべて本人の頑張り次第。
  • 直接的な勧誘は受けにくいので、自分のペースで転職活動が進めやすい。
  • 経歴と関係ない企業、興味のない企業からのオファーが多い。
というのが、応募者から見えている世界かなと思います。で、採用側は、
  • 初期投資で広告費用がかかっている(初期費用が場合によっては数百万かかっている)
  • 応募者の絞り込み検索を行い、興味通知を送ることができる(「いいね!」のような機能)
  • 応募者とのコネクションを継続するのが困難
  • イベント(有料)と、広告(むろん有料)を使って集客を行うことが多い。
  • 集客母数によるが、一般的に人材紹介よりも安いが、費用対効果が成果報酬ではないのでわかりにくい。
  • 面接をキャンセルされやすい。
という特徴があります。

転職サイトを利用する人はまず以下をきちんと行うことが必要です。

Web履歴書はポイントを押さえて書く

採用側は最初にこのWeb履歴書で判断します。このWeb履歴書の内容が薄くて「?」となる場合は、具体的に応募書類(履歴書・職務経歴書)を取り寄せるよう要請のメールを送ることもありますが、場合によってはその時点で書類NGとしてしまいす。
採用する私からすると、実はここは気を抜いてはいけないと思います。手を抜いている人が多いからこそ・・・手を抜かないほうがよいということもあるかもしれません。要するに「ちゃんと書いてあると『ちゃんとしてる人』とみられやすいです。

書き方としてはポイントを掴んで、事実を中心に書いておく必要があります。自己PRは空欄はNGですが、中途採用の場合それほど重要視しません。ポイントを抑えるというのは不必要な経験は書かないということですが、どんな採用者がいるのかわからない中でそれは難しいと思います。

ここは、自分の得意分野を意識はしても前に出しすぎず、営業であれば成績、技術者であれば経験したプログラム言語、役割(PM、PLなど)開発環境、機械系などであればCAD、などキーワードで分かりやすく書いて置くのがよいです。ここは手を抜いてはいけません。

オファーメールの実態

この求人倍率1.3倍時代においては、応募者は非常に多くの誘いを受けます。マイナビなどに登録すればわかりますが、少し技術者キャリア、営業キャリアがあればとりあえず声をかけるという感じです。
ただこれで喜べるわけではないです。結局はマーケティングなので、担当者は応募者の母数、アプローチしている人数で成果を見られます。

面接担当者は、採用数で成果を見られrます。だから、少しでも可能性がある場合は呼ばれます。本当の意味で喜べないのはここからです。要するに仕事のオファーの内容は媒体に書かれている額面通りでないこと、自分が本当に強みであると思っていることが評価されているわけではないこと、希望年収などは交渉で落としにかかってこられる可能性も高いこと、ということです。

結局は仕入れ業務、購買業務なので値下げ交渉の有無など担当者は見られるわけです。

人材紹介(転職エージェント)を利用

では、人材紹介、いわゆる「転職エージェント」はどうでしょうか。大手でいうと「リクルートキャリア」「インテリジェンス」などがあげられるかと思います。その他にも、名ばかりのキャリアアドバイザーがいる人材紹介会社は星の数ほど存在しますが、データベースの大きさでは、リクルートが一番という感じです。
以下が応募者側から見た転職エージェントになるかと思います。
  • キャリアアドバイザーと相談して自分のキャリアを棚卸できる。(期間は有限)
  • 求人票はやみくもに見せられるのではなく、ある程度自分の能力を判断されながだされる。
  • 対企業営業が売り込んでくれることもある。
  • 退職交渉などにもアドバイスをくれる。
というのが、応募者から見える世界かなと思います。なんとなく、良い感じでアドバイザーって感じですが、実際はここでコミュニケーション能力が試されてしまいます。
ご本人の方向性や、志向性を伝えて、自分の思う就業観を伝えることができないと全然違った案件を持ってきます。

さらに言えば、特に小さな転職エージェントについては、自分が持っている案件(企業の求人)に当てはめて、応募者に声をかけてきますので、狙いが外れたとわかればすぐに手を引きます。
人材業界はあくまで、転職者は「商材」ですので、その辺を意識していただければ、商材としての魅力をどうつけるか、ということに考えをシフトしていけると思います。

そんな転職エージェントは採用担当からすると以下の特徴があります。
  • 成果報酬型で、人材の買値はその人材のおおよそ年収の3分の1の値段を紹介料とする
  • 決まるまで費用はかからない。
  • 転職エージェントの規模にもよるが、主催する合同説明会などで、面談することができたり、転職希望者に近づける
  • あくまで、営業は企業向き、キャリアアドバイザーは応募者向きではあるものの、最終的には企業向きの姿勢(お金の出所。)
ここまで見ててお分かりの通り、要するに扱っている商材が人だから何かが大きく違うわけではなく、結局はチャネルセールスに近かったり、より安く仕入れて高く売ることが命題だったりするわけですから、ビジネスであることには変わりありません。
職務経歴書の更新
仕事をしている人は、なんだかんだ日々の業務の積み重ねがスキル、業務技術
転職者はこうしたビジネス環境の中で、「商材」として扱われますので、そうした立ち位置を念頭においてください。

コネクションを利用

ここまで書いてみて、あとはコネクションという話が残ってたりしますが、これには良い面も悪い面もあります。個人差や環境によって大きく差がありますので、ここは簡単に書いておきます。
  • 紹介者に社内的な発言権がどの程度あるかによって入ってからの処遇が変わる
  • 自分のミスによって、紹介者の顔をつぶす危険性
  • 紹介者が既に転職活動を進めており、自分の後釜として知らない間に口説かれていること
コネクションを利用した転職は非常に入口が、当人においてのみ広くて、利用しやすいチャネルであるように見えますが、もちろん良い点も良くない点もあります。

あくまで自己判断

わりと「誰々に呼ばれてるからさ」と鼻高々に話しているのを聞きますが、それに触発されて「自分もいたらまずい」と考えて不安から転職活動をすることはあまりお勧めしません。その人は、その人。自分は自分。きちんと分けて考えないと、転職活動中の孤独や不安に耐えかねて振り回されることとなります。

あくまで自分の転職活動は自分の責任と自分の判断でおこないます。知らない間に他人の転職活動に触発されている方は多いです。私もその経験が無いわけではないです。
もちろんこうした判断は、行き詰った時、責任の所在が不明確になります。それは次の行動へ移る時期が遅れたり失敗の分析ができなかったりします。

どの人の下につくのか・どの人たちの上に立つのか

結局、コネクションでの転職だとしても転職には変わらないのですが、実際の職場での前情報が割と独り歩きしてたりします。
私はデータベースのプロが来る、と吹聴されていたことがあって、「そんなことないんすよぉ」と一生懸命火消しをした覚えがあります。必ずしも紹介した人の下で働くわけではないでしょうし、自分が管理する人たちが自分がどんなタイプの人間なのか勝手に想像されていることが多いので、そういう点も少し気を払っておくとスタートがスムーズかもしれません。

実際、転職してから立ち上がりの期間は自分でも気がつかないくらい気遣いをしてたりして、疲れがたまっています。スムーズな立ち上がりは、ストレスコントロールという意味でも割と大切だと思います。(立ち上がりに失敗したがゆえにすぐに転職をする、という人も結構います。)

とりあえず、今回はこの3パターンについて書いてみました。
また、書いてみます。