2015年10月21日

転職について(1)

転職5社目

私は転職をして今5社目です。コネクションを使ったことや、元上司に誘われたことや、エージェントを使ったこと、会社を解雇されて再雇用プログラムを使って就職したことなど、色々な経緯で今の経歴になっています。

年収は上がっても対して上がってません。逆にものすごい下がったこともありません。営業職が中心だったこともあり、残業代は基本的に無いです。要は、裁量労働が圧倒的に多かったということですね。その他、年俸制であったり、ブラック企業のようなサービス残業が横行している会社でも働いています。

転職自体が私の一つの経験として蓄積されている気がしたので、人のキャリアに関わる仕事に就きたいと思い今の職に就いています。そして今は職業上、人のキャリア詮索して「なぜ転職するのか」「なにをしたいのか」ということをダイレクトにお聞きできることが、仕事のモチベーションにつながっています。

一部の大会社や、既に日本でも転職という行為自体はそれほど珍しいことではありません。ただ、説明を誤ると、結局「定着率の悪さ」という目で見られてしまうのは、仕方のないことです。

ここで少し私の転職と今の採用という仕事の両面で転職ついて書いてみます。

転職サイトを利用

転職を考えると転職をするためにまず頭に浮かぶのが「転職サイトへの登録」という人は多いと思います。「マイナビ転職」「リクナビNext」「DODA」などの転職サイトへの経歴入力。めんどくさくてここで挫折するようであれば、転職に対する決意を疑ったほうがいいかもしれません。

こうしたサイトはWeb媒体と言われてます。求人広告をWeb上に有料で乗せて、お金を払ってくれる企業の求人を優先的に検索上位に載せるという仕組みです。かいつまんで言うと、
  • 基本的にWeb媒体から応募をする。
  • キャリアアドバイザーはいない。
  • 書類提出、書類選考などはWeb上でおこない、1次面接で初顔合わせ。
  • マイページなどのポータル機能が付いていることがほとんどで、そこに履歴を書いておきますが、その充実度はすべて本人の頑張り次第。
  • 直接的な勧誘は受けにくいので、自分のペースで転職活動が進めやすい。
  • 経歴と関係ない企業、興味のない企業からのオファーが多い。
というのが、応募者から見えている世界かなと思います。で、採用側は、
  • 初期投資で広告費用がかかっている(初期費用が場合によっては数百万かかっている)
  • 応募者の絞り込み検索を行い、興味通知を送ることができる(「いいね!」のような機能)
  • 応募者とのコネクションを継続するのが困難
  • イベント(有料)と、広告(むろん有料)を使って集客を行うことが多い。
  • 集客母数によるが、一般的に人材紹介よりも安いが、費用対効果が成果報酬ではないのでわかりにくい。
  • 面接をキャンセルされやすい。
という特徴があります。

転職サイトを利用する人はまず以下をきちんと行うことが必要です。

Web履歴書はポイントを押さえて書く

採用側は最初にこのWeb履歴書で判断します。このWeb履歴書の内容が薄くて「?」となる場合は、具体的に応募書類(履歴書・職務経歴書)を取り寄せるよう要請のメールを送ることもありますが、場合によってはその時点で書類NGとしてしまいす。
採用する私からすると、実はここは気を抜いてはいけないと思います。手を抜いている人が多いからこそ・・・手を抜かないほうがよいということもあるかもしれません。要するに「ちゃんと書いてあると『ちゃんとしてる人』とみられやすいです。

書き方としてはポイントを掴んで、事実を中心に書いておく必要があります。自己PRは空欄はNGですが、中途採用の場合それほど重要視しません。ポイントを抑えるというのは不必要な経験は書かないということですが、どんな採用者がいるのかわからない中でそれは難しいと思います。

ここは、自分の得意分野を意識はしても前に出しすぎず、営業であれば成績、技術者であれば経験したプログラム言語、役割(PM、PLなど)開発環境、機械系などであればCAD、などキーワードで分かりやすく書いて置くのがよいです。ここは手を抜いてはいけません。

オファーメールの実態

この求人倍率1.3倍時代においては、応募者は非常に多くの誘いを受けます。マイナビなどに登録すればわかりますが、少し技術者キャリア、営業キャリアがあればとりあえず声をかけるという感じです。
ただこれで喜べるわけではないです。結局はマーケティングなので、担当者は応募者の母数、アプローチしている人数で成果を見られます。

面接担当者は、採用数で成果を見られrます。だから、少しでも可能性がある場合は呼ばれます。本当の意味で喜べないのはここからです。要するに仕事のオファーの内容は媒体に書かれている額面通りでないこと、自分が本当に強みであると思っていることが評価されているわけではないこと、希望年収などは交渉で落としにかかってこられる可能性も高いこと、ということです。

結局は仕入れ業務、購買業務なので値下げ交渉の有無など担当者は見られるわけです。

人材紹介(転職エージェント)を利用

では、人材紹介、いわゆる「転職エージェント」はどうでしょうか。大手でいうと「リクルートキャリア」「インテリジェンス」などがあげられるかと思います。その他にも、名ばかりのキャリアアドバイザーがいる人材紹介会社は星の数ほど存在しますが、データベースの大きさでは、リクルートが一番という感じです。
以下が応募者側から見た転職エージェントになるかと思います。
  • キャリアアドバイザーと相談して自分のキャリアを棚卸できる。(期間は有限)
  • 求人票はやみくもに見せられるのではなく、ある程度自分の能力を判断されながだされる。
  • 対企業営業が売り込んでくれることもある。
  • 退職交渉などにもアドバイスをくれる。
というのが、応募者から見える世界かなと思います。なんとなく、良い感じでアドバイザーって感じですが、実際はここでコミュニケーション能力が試されてしまいます。
ご本人の方向性や、志向性を伝えて、自分の思う就業観を伝えることができないと全然違った案件を持ってきます。

さらに言えば、特に小さな転職エージェントについては、自分が持っている案件(企業の求人)に当てはめて、応募者に声をかけてきますので、狙いが外れたとわかればすぐに手を引きます。
人材業界はあくまで、転職者は「商材」ですので、その辺を意識していただければ、商材としての魅力をどうつけるか、ということに考えをシフトしていけると思います。

そんな転職エージェントは採用担当からすると以下の特徴があります。
  • 成果報酬型で、人材の買値はその人材のおおよそ年収の3分の1の値段を紹介料とする
  • 決まるまで費用はかからない。
  • 転職エージェントの規模にもよるが、主催する合同説明会などで、面談することができたり、転職希望者に近づける
  • あくまで、営業は企業向き、キャリアアドバイザーは応募者向きではあるものの、最終的には企業向きの姿勢(お金の出所。)
ここまで見ててお分かりの通り、要するに扱っている商材が人だから何かが大きく違うわけではなく、結局はチャネルセールスに近かったり、より安く仕入れて高く売ることが命題だったりするわけですから、ビジネスであることには変わりありません。
職務経歴書の更新
仕事をしている人は、なんだかんだ日々の業務の積み重ねがスキル、業務技術
転職者はこうしたビジネス環境の中で、「商材」として扱われますので、そうした立ち位置を念頭においてください。

コネクションを利用

ここまで書いてみて、あとはコネクションという話が残ってたりしますが、これには良い面も悪い面もあります。個人差や環境によって大きく差がありますので、ここは簡単に書いておきます。
  • 紹介者に社内的な発言権がどの程度あるかによって入ってからの処遇が変わる
  • 自分のミスによって、紹介者の顔をつぶす危険性
  • 紹介者が既に転職活動を進めており、自分の後釜として知らない間に口説かれていること
コネクションを利用した転職は非常に入口が、当人においてのみ広くて、利用しやすいチャネルであるように見えますが、もちろん良い点も良くない点もあります。

あくまで自己判断

わりと「誰々に呼ばれてるからさ」と鼻高々に話しているのを聞きますが、それに触発されて「自分もいたらまずい」と考えて不安から転職活動をすることはあまりお勧めしません。その人は、その人。自分は自分。きちんと分けて考えないと、転職活動中の孤独や不安に耐えかねて振り回されることとなります。

あくまで自分の転職活動は自分の責任と自分の判断でおこないます。知らない間に他人の転職活動に触発されている方は多いです。私もその経験が無いわけではないです。
もちろんこうした判断は、行き詰った時、責任の所在が不明確になります。それは次の行動へ移る時期が遅れたり失敗の分析ができなかったりします。

どの人の下につくのか・どの人たちの上に立つのか

結局、コネクションでの転職だとしても転職には変わらないのですが、実際の職場での前情報が割と独り歩きしてたりします。
私はデータベースのプロが来る、と吹聴されていたことがあって、「そんなことないんすよぉ」と一生懸命火消しをした覚えがあります。必ずしも紹介した人の下で働くわけではないでしょうし、自分が管理する人たちが自分がどんなタイプの人間なのか勝手に想像されていることが多いので、そういう点も少し気を払っておくとスタートがスムーズかもしれません。

実際、転職してから立ち上がりの期間は自分でも気がつかないくらい気遣いをしてたりして、疲れがたまっています。スムーズな立ち上がりは、ストレスコントロールという意味でも割と大切だと思います。(立ち上がりに失敗したがゆえにすぐに転職をする、という人も結構います。)

とりあえず、今回はこの3パターンについて書いてみました。
また、書いてみます。

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