2009年3月19日

相場メモ(FOMC声明、金相場、株相場について)

本日のSPDRゴールド・シェアの価格は、寄り付きで\8,890をつけていたものの、現在は昨日の終値近辺まで下がっている。とりあえず、昨日のFOMCの発表も含めて、相場メモ。
  • 昨日のFOMC・バーナンキ議長の発言により、ドル売りとなる。一部には、ドル安容認の声も。
  • 円は96円台まで高騰。
  • DIJは$90高
  • 円が高騰しているにもかかわらず、日経平均は8,000円に挑戦する動き
  • 金相場は、恐らくFOMC発表に反応して、一気に$890近辺から$950へ高騰。
  • 10年もの米国債の金利が下がる(?)
  • 18日のNYSE・SPDR Gold Share(GLD)は$3(3%)高。
FOMCの住宅ローン担保証券買取策などについては、以下にニュース。相場に期待が集中しているこの時期に、こうした策を素直に出して、相場が反応している様子。

FOMCの声明

FOMCの声明には、こんな一文があった。
金融市場や金融機関の安定化に向けた政策措置が、財政・金融政策上の刺激策と相まって、持続可能な経済成長の緩やかな回復(gradual resumption of sustainable economic growth)に寄与するとFOMCは予想する。
米FOMC声明全文 Reuters
その他、声明にあるのは、以下のような話。
  • 金融・住宅・消費などあらゆる分野で弱含み。今後も続きそう。
  • FOMCは金融・財政が今後の緩やかな景気浮揚に向けて寄与するだろうと、FOMCは予想している。
  • デフレの心配があるよ。
  • FF金利誘導目標: 0%~0.25%(長期的に異常な水準を維持することは景気が悪いし、いいでしょう。)
  • 政府保証のMBSの買取額を、追加で7500億ドル上乗せ、今年の総額1兆2000億ドルを設定。
  • 米国債の買取額を、本年総額2000億ドルに設定
  • 民間クレジット市場対策のため、米国債買取額3000億ドルを設定

2009年3月15日

金を通して考えること


去年から目をつけておけばよかったのだが、やっと年明けに目をつけ様子を見つつ少しずつ少ない投資資金の軸足を金関連に移している。最初は、金貨など金の直接投資を考えたが、結局のところ手数料が割りと高いこと(どうやら、売り・買いに対して割と高い手数料が発生するらしい。)や、機動的な運用には向かないことから、SPDRゴールド・シェア(1326)を選んだ。1ヶ月半で、スイング・トレードを繰り返し、10%ぐらいのパフォーマンスとなっている。

きっかけ

金を扱い始めた決定的な流れは、実は投資関連の話ではなく、ある本がきっかけだった。ロスチャイルド家というユダヤ系の一族にまつわる現代までの金融・経済・世界情勢を取り巻く話を、膨大な資料を基に丁寧に説明している本だった。

その本を読んでいて、歴史的に「お金」というものを捕らえるきっかけになり、「金(ゴールド)」の持つ価値やインフレヘッジ、リスクヘッジ先としての歴史が長いこと、そして、相場を見る視点として、非常に有効であることを感じた。以下に、少しその辺のメモを残しておきたい。

  1. 金は世界で週末を除くほぼ毎日、24時間、取引が行われている。為替と同じ?
  2. 金本位制が過去のものとは言え、金が不況時に発揮する、安定的な価値観は絶大。
  3. 割と少ない産出量
  4. 株式相場と、為替相場との関連が分かりやすい。
  5. 24時間取引されているのと、為替のように各国の色というものがあまり無いので、世界の相場を見るにあたって、良い軸足となる。
  6. 金投資はなくならないのではないか。
ロスチャイルド家が、金への投資を積極的に行っていた・・・ワケではないが、金の価格を決定する、所謂「London Fix」は実質的にはこの一家が決めていたというのもあるし、今の今まで、その仕組みが変わっていないということは、時代を超えて、世界を席巻した大富豪が手放したくない利権であるということを感じる。

欲望の象徴

人間は、それだけ金に囚われていたのだろうと感じた。人は死んでビジネスの栄枯盛衰はあっても、金の需要はなくならないだろう。
なぜなら、精密機器を支える鉱物の一つであることもあるが、その精密機器に使われる以上の歴史を持って、金は人間の権威欲を象徴しているのだろうから。貴族が貴族たらしめる、「生まれ以外の理由無く他人より優位である」ためには、こうした宝飾品の類が欠かせず、金はその際たるもの。
人間の欲望の、ある意味、象徴なんだろうと思う。