2009年3月15日

金を通して考えること


去年から目をつけておけばよかったのだが、やっと年明けに目をつけ様子を見つつ少しずつ少ない投資資金の軸足を金関連に移している。最初は、金貨など金の直接投資を考えたが、結局のところ手数料が割りと高いこと(どうやら、売り・買いに対して割と高い手数料が発生するらしい。)や、機動的な運用には向かないことから、SPDRゴールド・シェア(1326)を選んだ。1ヶ月半で、スイング・トレードを繰り返し、10%ぐらいのパフォーマンスとなっている。

きっかけ

金を扱い始めた決定的な流れは、実は投資関連の話ではなく、ある本がきっかけだった。ロスチャイルド家というユダヤ系の一族にまつわる現代までの金融・経済・世界情勢を取り巻く話を、膨大な資料を基に丁寧に説明している本だった。

その本を読んでいて、歴史的に「お金」というものを捕らえるきっかけになり、「金(ゴールド)」の持つ価値やインフレヘッジ、リスクヘッジ先としての歴史が長いこと、そして、相場を見る視点として、非常に有効であることを感じた。以下に、少しその辺のメモを残しておきたい。

  1. 金は世界で週末を除くほぼ毎日、24時間、取引が行われている。為替と同じ?
  2. 金本位制が過去のものとは言え、金が不況時に発揮する、安定的な価値観は絶大。
  3. 割と少ない産出量
  4. 株式相場と、為替相場との関連が分かりやすい。
  5. 24時間取引されているのと、為替のように各国の色というものがあまり無いので、世界の相場を見るにあたって、良い軸足となる。
  6. 金投資はなくならないのではないか。
ロスチャイルド家が、金への投資を積極的に行っていた・・・ワケではないが、金の価格を決定する、所謂「London Fix」は実質的にはこの一家が決めていたというのもあるし、今の今まで、その仕組みが変わっていないということは、時代を超えて、世界を席巻した大富豪が手放したくない利権であるということを感じる。

欲望の象徴

人間は、それだけ金に囚われていたのだろうと感じた。人は死んでビジネスの栄枯盛衰はあっても、金の需要はなくならないだろう。
なぜなら、精密機器を支える鉱物の一つであることもあるが、その精密機器に使われる以上の歴史を持って、金は人間の権威欲を象徴しているのだろうから。貴族が貴族たらしめる、「生まれ以外の理由無く他人より優位である」ためには、こうした宝飾品の類が欠かせず、金はその際たるもの。
人間の欲望の、ある意味、象徴なんだろうと思う。

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